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執筆者の写真馬場精子

「東北、風の六人衆」生徒さまとともに

 


先日『東北、風の六人衆』(作:東義久・画:こばやしなおこ・企画:本田馨)の原画展と朗読会、そして大和ハープの演奏会が宇治市の「中宇治 yorin 」で開催されました。響プロジェクトの本田馨さんは、震災後、何度も東北へ足を運び、活動を続けてこられました。この日の収益金の一部も、避難者の会に寄付をされます。








会場はJR宇治駅から歩いて5分ほどの場所。"yorin"さん。とてもお洒落な会場で、イベントスペースの他に、美容室やカフェなどがあります。


平等院の館長をされていた宮城先生、所縁のスペースだそうです。採光が工夫されていて、とても明るくて素敵です。





 





『東北、風の六人衆』には、六人の風たちが登場します。「2011年3月11日午後2時46分」までは、自由に飛翔していた六人の風たち。ところが、「あの日」を境に、飛ぶことができなくなります。なぜなら風が吹くと「シーベルト」が上がるから。「あの日」から、人々の暮らしが、自然が変化したのです。


 六人は、大きな力を持つ、風の又三郎兄さんを探しに行きます。六人が手分けをして探すのですが、今はどこにいるのか、なかなか見つかりません。









ところが、風たちが飛んでいると…


どっどど どどうど 

どどうど どどう



の声とともに、風の又三郎がやってきて、東北の空を七人で飛翔します。



どっどど どどうど 

どどうど どどう










左から小池さん、奥村さん、澤江さん、木崎さん、北村さん、大村さん、私。

この日、「風の一座」として参加してくださった「馬場精子朗読教室」の生徒の皆さま、ありがとうございました。1カ月足らずの間、なんどもお集まりいただきましたが、ほんとうによく頑張ってくださいました。素敵な「六人の風」でした。




こんな素敵な絵の前で、朗読をしました。同じ東義久作『京の走り坊さん』も朗読いたしました。昔、京の都に足の速いお坊さんがいました。このお坊さんは、一年中、走ってお札を配ります。


タッタッタッター タッタッタッター




最後は、思わぬ展開になるわけなのですが…

このお坊さんの走る足音が今も、京の路地の奥から聞こえてくる…というところで、物語は終わります。


今まで、様々な楽器ともコラボレーションしてまいりました。アイリッシュ音楽、ピアノとヴァイオリン、マリンバ、尺八。不思議と無国籍で「和」以外の音楽ともぴったりだと、私は思っています。永遠のテーマが、底には流れているのかもしれません。










「祈り」こばやしなおこさんの絵です。













初めて絵本を手にした時、この絵を直にみてみたい!と思いました。当日、ご本人ともお目にかかることができ、原画も拝見することができて、幸せでした。


お会いしてみて、絵の雰囲気と同じ、イメージ通りの方で、とても嬉しくなりました。









作者の東義久さんです。この日は、久しぶりにお目にかかりました。


いつも、心温まるお話を書かれます。

初めてお目にかかった時から、もう、十数年、いえ、もっと?になるでしょうか。










右から、重要文化財 杉本家の杉本千代子さん、今回の絵本やイベントの企画をされている、響プロジェクトの代表、本田馨さんと。


お二人とも穏やかでとても優しい方。

と同時に、熱いものを心の中に感じます。


本田さんの被災地への思い、避難されている方への思いには、胸が熱くなります。今後、私にも何かできることがあれば、少しでもお役に立てればと思います。







こちらは生徒さんのお友達の手作りのお菓子。このラベルといい、ここには写っていませんが、ラッピングといい、とても気の利いたものでした。素敵ですね!私たちもお相伴に預かりました。ご馳走までした。





二日目は、大和ハープの演奏でした。後ほど動画で聞かせていただきましが、とても素敵。心にそのまますっと入ってくる、懐かしさを感じる音色でした。心が求めている音色。私は以前から予定が入っていて、京都にいないため参加できず、とても残念でした。近々、お聞きする機会ができるようで、今からとても楽しみです。


書ききれない思いでいっぱいです。

皆さま、ほんとうにありがとうございました。


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