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執筆者の写真馬場精子

スペイン 夏の祝祭日 vol.6 歌と踊り




この夏の最後の演奏会は「神戸酒心館ホール」で開催された「スペイン 夏の祝祭日vol.6歌と踊り」です。


スペイン在住のギタリスト藤井浩さんがご実家のある地元で毎年開催されているこの演奏会は、今年で6回目。


藤井さんは昨年テレビ東京系「世界ナゼそこに?日本人」特別番組にご出演され、今年も再放送があったとのことです。私も拝見しましたが、日本からスペインに取材に行かれたそうですね。地元の高校を卒業され、単身、スペインに渡られもうかれこれ27年になるそうです。






この日は朝、京都を出発。芦屋でJR神戸線に乗り換えて、六甲道駅で降りました。降りてタクシー乗り場に行くと、二人の女性が「酒心館」と言ってられるのを聞いてお顔をよく見たら...お一人は演奏会でお見かけしたことがある方でした。覚えていてくださり、会場までご一緒することに。車内でいろいろ楽しくお話をさせていただきました。








さて、酒心館に到着しました。

大きな樽です。ご一緒した女性にここが撮影スポットと教えていただき写真を撮りたかったのですが、集合時刻です。大急ぎでホールの建物に向かいました(この写真はリハーサルの後に撮りました)。






今日のポスターが。

早めにお越しになっておられる方も、結構いらっしゃる様子。開場時間前に列ができていました。


開場前、外に並んでいるお客様に、藤井さんが、ドルサイナ(スペインのチャルメラ)を吹いて、元田裕之さんがタバル(スペイン、バレンシアの打楽器)を打ち、お祭りのオープニング。楽しそう!




演奏中は写真を撮りませんでしたが、最初は藤井さんの美しいギターソロ「禁じられた遊び」「ラグリマ」「アルハンブラ宮殿の想い出」の3曲を演奏されました。


続いて7月のコンサートでも上演したJ.R.ヒメネス作『プラテーロと私』より「プラテーロ」「つばめ」「子守娘」「憂愁」を藤井さんのギターとともに朗読しました。特に「子守娘」では子守唄をスペイン語で歌いました。




休憩の前に、利き酒ダイムがあったり、CDにも収録されている、ドルサイナとタバルによる スペインの民衆の踊り〜ムーア人の行進〜ということで、スペイン人が登場され、みんなの手拍子の中、楽しくダンスを披露されました。その間も、藤井さんがスペイン語で会話されているのが、ますますお祭りの雰囲気を盛り上げます。


第二部は、藤井さんのCDの中でも私が大好きな「聖母の御子」などギターソロで始まりました。その後はドルサイナと鈴木美穂さんのピアノで「鳥の歌」(CDの曲をライブで聴けてよかった)他、そしてギターとピアノで、アランフェス協奏曲より第2楽章アダージョ(J.ロドリーゴ)。心にしみました。最後は、会場の皆さんと「マイウェイ」を合唱しました。出演者とお客様の歌声、藤井さんの演奏が一体となり素晴らしいエンディングでした。



藤井浩さんという方は演奏だけではなくて、人間的にもすごい方ですね。今回ご一緒して、そう思いました。だから、いろんな方が、藤井さんを応援されるのだと、つくづく感じ入りました。


みんなが音楽をスペインを楽しんだ1日でした。最後は会場で、お客様もスタッフも出演者もワインで乾杯!(とても美味しい!)笑顔で演奏会は終わりました。

スペインに行きたくなりましたね。



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